ひとりじゃないと、鏡が教えてくれた。「かがみの孤城」辻村深月 要約・読書レビュー

『かがみの孤城』は、日々の学校や職場での人付き合いに悩んだり、難しいと感じることがある人におすすめです。孤独や不安を抱えながらも、他者とのつながりの大切さに気づいていく物語で、心がやさしく温まります。

あらすじ

中学生のこころは、学校での人間関係がうまくいかず、不登校になってしまいます。そんなある日、家の鏡が突然光り、鏡の向こうに広がる「お城」へと引き込まれます。そこには、自分と同じように学校に行けない6人の中学生と、オオカミのお面をかぶった不思議な少女「オオカミさま」がいました。彼女は、「この城には願いがかなう鍵が隠されている」と告げます。最初はよそよそしかった7人ですが、一緒に過ごすうちに少しずつ心を開き、互いの悩みや痛みを打ち明けていきます。やがて、彼らをつなぐ“ある秘密”が明らかになり、物語は思いがけない方向へと動き出します。――現実から逃げた先で見つけたのは、誰かと分かり合えるあたたかさ。『かがみの孤城』は、孤独を抱えながらも前に進もうとするすべての人に寄り添う、やさしくて力強い物語です。

心に残ったこと

「ひとりじゃない」という安心感

どんなに孤独に思えても、あなたの気持ちをわかってくれる人は必ずいます。こころたちのように、つながりは思わぬところにあります。

弱さは悪いことじゃない

苦しいときに助けを求めること、立ち止まることは決して恥ずかしくありません。弱さを見せたからこそ、人はやさしくなれる。

過去も自分の一部

つらい出来事も、誰かとの出会いも、すべてが今の自分を形づくっています。受け入れることで、少しずつ前に進む力が生まれます。

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