筒井康隆さん著書の「旅のラゴス」の読書レビューです。
何と言っても主人公ラゴスの好奇心と行動力に、胸が躍らされる作品です。
この本を読んだきっかけ
旅という題名にワクワクした、旅の過程にそそられた
要約
舞台は、遠い昔に黄色い星から宇宙を渡ってきた移住者が住む世界の物語です。
この星の人間たちは、魔法のような特殊能力を発現しています。なぜなら、太古にはとても高度な文明を持っていましたが、言葉の変化や知識を有する者が亡くなり伝承されなくなったためです。
主人公のラゴスは、旅人であり、学者でもあります。とても好奇心旺盛で思いやりのある性格です。彼の旅の目的は、宇宙から来た祖先の残した高度な文明知識の書物を見つけ、学ぶことです。
彼はこの星の大陸全土を旅し、時には遊牧民となり、奴隷となり、王様となり、様々な立場の出会いの中で、新しい知識や経験、感動や喜び、そして愛を感じます。
様々な経験をしたラゴスが、最後に求めることとは何か、是非予想しながら読んでみてください。
気づき
好奇心とは何だろうかと考えると、経験、知識、行動力に変換できるエネルギー源であると思いました。
すなわち、好奇心は資産と言い換えることができそうです。
この記事が参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました